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下水道事業

下水道は、生活環境の改善や浸水被害の軽減など、日々の市民生活と社会経済活動を支える都市施設であるとともに、健全な水循環や清らかな水環境を創出します。

汚泥処理施設総括管理事業

東部・西部スラッジセンター、手稲沈砂洗浄センター、厚別洗浄センターの運転管理に関する監督、技術的指導、設備補修及び施設保全等の総括管理業務、手稲前田第2埋立施設等の維持管理に関する監督、施設保全等の総括管理業務を当公社で行っています。

スラッジセンターとは

スラッジセンターは、水再生プラザから送泥管により集約された下水汚泥を、濃縮・脱水・焼却することで減量、安定化する施設です。
下水汚泥の焼却に伴い発生する熱エネルギーは、発電やロードヒーティング等に利用しています。
また、焼却灰はセメント原料等として有効利用しています。

札幌下水道公社マスコットキャラクター汚水博士「オッスィー」

洗浄センターとは

洗浄センターは、水再生プラザ、ポンプ場、下水道管の清掃等から発生する沈砂やスクリーンかす(ゴミ)を洗浄・分別する施設です。

札幌下水道公社マスコットキャラクター汚水博士「オッスィー」

東部スラッジセンター

東部スラッジセンターは、市街地中心部を流れる豊平川の右岸地区にある3ヶ所の水再生プラザで発生する下水汚泥を濃縮・脱水・焼却する集中処理施設で、平成19年9月に運転を開始しました。脱水は横型遠心脱水機による脱水方式を採用しています。焼却は循環式流動焼却炉による汚泥焼却方式を採用しています。汚泥焼却に伴い発生する排ガスの保有する熱を燃焼空気と熱交換し、予熱することでエネルギーの効率的な利用を行っています。また、排ガスを水洗浄した温排水は構内のロードヒーティングの熱源として再利用しています。

東部スラッジセンターのイメージ

脱水方式:遠心脱水方式 処理能力:処理汚泥(3%濃縮時)3,600m³/日 焼却方式:循環式流動焼却炉による汚泥焼却方式 処理能力:脱水汚泥300t/日 所在地:〒003-0876 白石区東米里776番

西部スラッジセンター

西部スラッジセンターは、市街地中心部を流れる豊平川の左岸地区にある6ヶ所の水再生プラザで発生する下水汚泥を濃縮・脱水・焼却する集中処理施設で、焼却施設が昭和58年4月、脱水施設が平成12年3月に運転を開始しました。脱水は横型遠心脱水機による脱水方式を採用しています。焼却は燃焼回収熱利用による汚泥間接乾燥焼却方式(乾燥機+階段式ストーカ炉)を採用しています。汚泥焼却に伴い発生する熱エネルギーを蒸気として回収し乾燥機の熱源としているほか、蒸気発電機の動力としても利用しています。

西部スラッジセンターのイメージ

脱水方式:遠心脱水方式 処理能力:処理汚泥(4%濃縮時)7,200m³/日 焼却方式:乾燥機+階段式ストーカ炉 処理能力:脱水汚泥550t/日 所在地:〒006-0860 手稲区手稲山口322番

手稲沈砂洗浄センター

水再生プラザやポンプ場で集まる砂分や下水道管清掃で排出される砂分を、下水処理水を利用して洗浄しています。

手稲沈砂洗浄センターの利用のイメージ

処理方式:回転ドラム式洗砂機(粉砕機付)+気水混合式洗砂装置 所在地:〒006-0860 手稲区手稲山口271番地5

厚別洗浄センター

水再生プラザやポンプ場で集まるスクリーンかす(ごみ)を洗浄・分別する施設です。分別されたごみは東部スラッジセンターにて焼却されています。

厚別洗浄センターの利用のイメージ

処理方式:洗浄・選別+スクリュープレス脱水+破砕裁断 所在地:〒004-0069 厚別区厚別町山本711番地1

手稲前田第2埋立施設

洗浄センター等で発生する残さ(再利用できない性状のごみ)を埋め立てる施設です。地下水などに影響を与えないように合成樹脂シートで底面・側面を覆っています。

手稲前田第2埋立施設のイメージ

埋立方式:管理型最終処分場 所在地:〒006-0829 手稲区手稲前田623番地

水処理施設総括管理業務

豊平川右岸に位置する厚別・定山渓・東部水再生プラザ及び左岸に位置する拓北・伏古川水再生プラザの運転管理に関する監督・技術的指導、設備補修・施設保全等の総括管理業務を当公社で行っています。

水再生プラザとは

札幌市は、下水処理場(終末処理場)の名称を平成19年から水再生プラザに改めました。水再生は汚れた水をよみがえらせる、プラザは敷地や屋上を公園やスポーツ施設として開放しており、地域の人が集まることなどから水再生プラザとしました。
水再生プラザは、下水管路で集められた下水を、河川などへの放流に適した水質にまで浄化する施設です。下水処理には、物理的処理、生物学的処理などがあり、これらの処理を組み合わせて、下水処理が行われています。

札幌下水道公社マスコットキャラクター汚水博士「オッスィー」

厚別水再生プラザ

厚別水再生プラザは、昭和48年10月に運転が開始され、3度の増設がなされており、全域が分流式(※1)を採用しています。また雪対策施設としての大規模融雪槽(汚水調整池と兼ねる)が平成5年1月に完成しました。
※1…汚水と雨水を別々の管路系統で排除する方式。分流式は、汚水のみを処理場に導く方式であるため雨天時に汚水を公共用水域に放流することがないので、水質汚濁防止上有利である。

処理区域は、もみじ台、厚別副都心地域、清田、平岡など月寒川の東側地域を受け持っています。この処理区は今後汚水量の増加が見込まれています。

厚別水再生プラザの利用のイメージ

処理区域面積:4,468ha 処理能力:154,800m3/日 所在地:〒004-0069 厚別区厚別町山本645番地18 汚泥処理:東部スラッジセンターに圧送

定山渓水再生プラザ

「札幌の奥座敷」ともいわれる定山渓温泉街を処理区としており山間の温泉街という地形的制約から、処理区域面積は小さく、処理能力は小規模なものとなっています。行楽地の汚水を受け持つことから日曜・祝日、季節的には秋の紅葉・冬のスキー・雪まつりなどの時期に流入量が増える傾向が顕著です。
昭和45年に運転を開始していますが、この水再生プラザは温泉排水が多く流入水温が高いのが特徴で、この熱エネルギーを活用し場内のロードヒーティングなどに有効利用しています。

定山渓水再生プラザの利用のイメージ

処理区域面積:96ha 処理能力:14,000m3/日 所在地:〒061-2302 南区定山渓温泉東1丁目50番地 汚泥処理:西部スラッジセンターへ搬出

東部水再生プラザ

東部水再生プラザは、白石区、豊平区、清田区、南区の一部の下水を処理するための水再生プラザです。第4次札幌市長期総合計画で推計された人口から、その流入下水量の増大に対応するため、札幌市で10番目の水再生プラザとして、平成17年度から供用を開始しました。

東部水再生プラザの利用のイメージ

処理区域面積:689ha 処理能力:40,000m3/日 所在地:〒003-0876 白石区東米里2172番地1 汚泥処理:東部スラッジセンターへ圧送

拓北水再生プラザ

処理区域は、札幌市東北部の茨戸川、石狩川、JR学園都市線に囲まれた「あいの里」地区と、拓北地区の一部を受け持っています。住宅都市整備公団が土地区画整備事業として施工した「あいの里団地」の生活関連排水を主に処理するために昭和59年9月から運転を開始しています。

拓北水再生プラザの利用のイメージ

処理区域面積:455ha 処理能力:16,000m3/日 所在地:〒002-8074 北区あいの里4条10丁目1番1号 汚泥処理:西部スラッジセンターへ圧送

伏古川水再生プラザ

処理区域は、中島公園一帯および中央区の一部、東区の苗穂、本町、伏古、東雁来などを受け持っています。伏古川水再生プラザは昭和43年4月に運転を開始しました。池槽上部は、テニスコートを設け、地域住民のスポーツや憩いの場として利用されています。また、平成15年には高度処理運転と合流式下水道の雨水汚濁負荷の軽減と融雪を兼ねた貯留管施設の運転を開始しています。

伏古川水再生プラザの利用のイメージ

処理区域面積:1,108ha 処理能力:61,000m3/日 所在地:〒007-0868 東区伏古8条1丁目2番35号 汚泥処理:西部スラッジセンターへ圧送

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