下水道事業

水処理施設
総括管理事業

豊平川右岸に位置する厚別・定山渓・東部水再生プラザ及び左岸に位置する拓北・伏古川水再生プラザの運転管理に関する監督・技術的指導、設備補修・施設保全等の総括管理業務を当公社で行っています。

水再生プラザとは

札幌市は、下水処理場(終末処理場)の名称を平成19年から水再生プラザに改めました。
水再生は汚れた水をよみがえらせる、プラザは敷地や屋上を公園やスポーツ施設として開放しており、地域の人が集まることなどから水再生プラザとしました。

水再生プラザは、下水管路で集められた下水を、河川などへの放流に適した水質にまで浄化する施設です。
下水処理には、物理的処理、生物学的処理などがあり、これらの処理を組み合わせて、下水処理が行われています。

施設一覧

厚別水再生プラザ

厚別水再生プラザ

厚別水再生プラザは、昭和48年10月に運転が開始され、3度の増設がなされており、全域が分流式(※1)を採用しています。また雪対策施設としての大規模融雪槽(汚水調整池と兼ねる)が平成5年1月に完成しました。

※1…汚水と雨水を別々の管路系統で排除する方式。分流式は、汚水のみを処理場に導く方式であるため雨天時に汚水を公共用水域に放流することがないので、水質汚濁防止上有利である。

処理区域は、もみじ台、厚別副都心地域、清田、平岡など月寒川の東側地域を受け持っています。この処理区は今後汚水量の増加が見込まれています。

処理区域面積 4,468ha
処理能力 154,800m3/日
所在地 〒004-0069 厚別区厚別町山本645番地18
汚泥処理 東部スラッジセンターに圧送

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定山渓水再生プラザ

定山渓水再生プラザ

「札幌の奥座敷」ともいわれる定山渓温泉街を処理区としており山間の温泉街という地形的制約から、処理区域面積は小さく、処理能力は小規模なものとなっています。行楽地の汚水を受け持つことから日曜・祝日、季節的には秋の紅葉・冬のスキー・雪まつりなどの時期に流入量が増える傾向が顕著です。
昭和45年に運転を開始していますが、この水再生プラザは温泉排水が多く流入水温が高いのが特徴で、この熱エネルギーを活用し場内のロードヒーティングなどに有効利用しています。

処理区域面積 96ha
処理能力 14,000m3/日
所在地 〒061-2302 南区定山渓温泉東1丁目50番地
汚泥処理 西部スラッジセンターへ搬出

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東部水再生プラザ

東部水再生プラザ

東部水再生プラザは、白石区、豊平区、清田区、南区の一部の下水を処理するための水再生プラザです。第4次札幌市長期総合計画で推計された人口から、その流入下水量の増大に対応するため、札幌市で10番目の水再生プラザとして、平成17年度から供用を開始しました。

処理区域面積 689ha
処理能力 40,000m3/日
所在地 〒003-0876 白石区東米里2172番地1
汚泥処理 東部スラッジセンターへ圧送

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拓北水再生プラザ

拓北水再生プラザ

処理区域は、札幌市東北部の茨戸川、石狩川、JR学園都市線に囲まれた「あいの里」地区と、拓北地区の一部を受け持っています。住宅都市整備公団が土地区画整備事業として施工した「あいの里団地」の生活関連排水を主に処理するために昭和59年9月から運転を開始しています。

処理区域面積 455ha
処理能力 16,000m3/日
所在地 〒002-8074 北区あいの里4条10丁目1番1号
汚泥処理 西部スラッジセンターへ圧送

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伏古川水再生プラザ

伏古川水再生プラザ

処理区域は、中島公園一帯および中央区の一部、東区の苗穂、本町、伏古、東雁来などを受け持っています。伏古川水再生プラザは昭和43年4月に運転を開始しました。池槽上部は、テニスコートを設け、地域住民のスポーツや憩いの場として利用されています。また、平成15年には高度処理運転と合流式下水道の雨水汚濁負荷の軽減と融雪を兼ねた貯留管施設の運転を開始しています。

処理区域面積 1,108ha
処理能力 61,000m3/日
所在地 〒007-0868 東区伏古8条1丁目2番35号
汚泥処理 西部スラッジセンターへ圧送

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